VIENNAのUnknownのアルバムCDの画像

VIENNA(ヴィエナ)のUnknownのレビューや感想を書いてみた!

                               

今回は、VIENNA(ヴィエナ)の
アルバム「Unknown」のレビューに
ついてです。

VIENNAというと、
知る人ぞ知る日本の
プログレバンドです。

今回のアルバムは、
1998年発売で
再結成後のアルバムになります。

ゆん
聴いてみてどうだった?
るる
はえ~。
すごいですね~。
この時代でも日本でもすごいバンドがあったんですね。
ゆん
日本でもこのようなバカテクバンドはあったと思うんだけど、いかんせんマイナーすぎてね。
なかなか知ってる人もいないんだよね。
まだ、Youtubeとかもなかった時代だし。
あったらあったで、海外でも注目を浴びたかもね。
るる
ドリームシアターとか好きな人だったら、気に入りそうですね。
個人的にはベースがフレットレスなのがポイント高いなあ。
ゆん
そうだね。
僕は菅沼孝三さんのドラムが必聴かな。
正直バカテクすぎる。
これ、完コピできたら、相当スゴいだろうね。

ということで、プログレ好きなら、
オススメできるアルバムですね。

SIAM SHADE好きなら、
気に入るかもしれません。

ということで、
レビューを書いてみました。

Unknownはどんなアルバム?

VIENNAのUnknownのアルバムCDの画像
評価点数

  •   総合点数:★★★★★
  •    完成度:★★★★★
  •  プログレ度:★★★★
  •  メロディ度:★★★★
  •  聴きやすさ:★★★★
  •  演奏レベル:★★★★★
  •  おすすめ度:★★★★★
アルバムデータ

  • タイトル:Unknown
  • リリース:1998年1月21日
  •   時間:62分
  •   曲数:9曲
収録曲

  1. Entrance
  2. Shesp Ankh(sphinx)
  3. Legend
  4. Open Sesame
  5. Anubis
  6. Melancholy Of Master
  7. Moonstone
  8. The Destruction Day
  9. For An Illusion

さて、今回のアルバムは
どんな感じかというと、
Chachamaruさんのボーカルと
ギターの音がハードロック路線に
なったこと、
ドラムが菅沼孝三さんになったことで、
ドラムが手数の多い非常に派手な
ドラミングが特徴的です。

まあ、ドラマーは間違いなく必聴ですね。

逆にいえば、
キーボードの塚本周成さんと
ベースの永井敏己さんは
前作とあまり変わらないかも
しれません。

Chachamaruさんのボーカルは
前作では若干弱い印象がありましたが、
今回のアルバムで大きく変化
していますね。

シャウト寄りのハードロックな声なので、
前作の声が苦手な方も安心して
聴けますね。

まあ、今回もプログレなんですが、
かなりハードロック寄りですよね。

Chachamaruさん作曲の曲が
メインですし。

ですので、ふだんハードロックなどを
聴かれる方もオススメできます。

これだけハードロックな
アルバムなんですが、
シンセの音もしっかり聴こえます。

要所要所で自己主張している
感じでしょうか。

まあとにかく、
全体的にバカテクぶりを
発揮されているアルバムでも
あります。

そうそう、大事なことですが、
テクニックに走ると、
曲自体がとっつきにくかったり、
聴きづらかったりしますが、
このアルバムに関しては
そのような心配も不要です。

まあ、なんかベタ褒めに
なってしましましたが、
気になる方は視聴されると
良いでしょう。

iTunes Storeで視聴もできますしね。

まあ、日本のプログレはう~ん。。。
って方も一度は聴いてみると
良いでしょう。

曲別のレビューや感想は?

さて、次に曲別のレビューをしてみます。

Entrance

1曲目から飛ばしているような
ナンバーです。

幻想的なシンセから始まり、
ヘビーでスリリングな感じの
イントロから始まります。

曲調的にはところどころ、
2ビートになっているので、
テンポの速い印象があります。

今じゃ珍しくないですけど、
このアルバムの発売年を考えると、
こういった曲調でシンセが
ガンガン入るのは当時は
珍しかったはずです。

あと、間奏は必聴です。

リズム隊が鬼ですね。

菅沼孝三さんのドラム・ソロ
披露になっていますね。

そのかわり、ハードロックな
曲の割には、ギターソロは控えめ
っていうか、非常に短いです。

あまり、キャッチーさは
無いかもしれませんが、
楽器隊がグイグイ押している
感じでしょうかね。

まあとにかく、一言で言うと、
カッコいい曲です。

Shesp Ankh(sphinx)

この曲はプログレっていうより、
かなりハードロックな感じの曲ですね。

ただ、間奏は一転します。

幻想的なシンセをバックに
ベースソロが流れます。

曲中だと、マスキングされて
あまり分かりませんが、
おおー、ベースがフレットレスだわって
よく分かります。

その後、オルガンソロ、
ギターソロと続きます。

速弾きの応酬ですね。

その後、サビに戻りますが、
ややクラシカルなシンセだけに
なります。

なんていうか、
ハードロックな曲なんですが、
シンセがハードロックでよく
使われるオルガンだけでないので、
ごった煮的な印象もあります。

各パートの得意な分野を
詰め込んでみました的な感じでしょうか。

まあ、ある意味、
楽器隊は何でもアリですね。

Legend

この曲は、キーボードの
塚本周成さんが作曲されています。

ですので、明らかに
Chachamaruさんが
作曲されている曲とは
異なりますね。

シンセが派手に自己主張
されているのもありますし、
なによりクラシカルな印象です。

ザ・プログレって感じです。

プログレなんで、
間奏が長いです。

でも、塚本周成さんが
得意とされるような曲調ですね。

なっていうか、
さすが音大出身な感じです。

ギターソロも塚本周成さんの
意図している曲調を壊さないよう
うまく弾かれていますね。

まあ、この曲もそうなんですが、
アレンジが上手いですね。

バランスが非常に良いです。

Open Sesame

ハードなバラード曲です。

最初のAメロは
パイプオルガンやハープシコードが
流れています。

他にもストリングスやハープ等、
クラシカルな楽器がふんだんに
使用されています。

ギターの音はハードロックですが、
シンセもガンガン入っているので、
聴きやすい曲ですね。

エンディングは、
チューブラーベルがメロディを
奏でて終わります。

7分ほどの長い曲ですが、
なにげにドラマチックな曲と
いえますね。

Anubis

アルバムで唯一のインストの曲です。

幻想的なシンセから始まります。

前作のGathering Waveみたいな
感じの曲かな。

と思ったら、急に
ギターソロの速弾きが始まります。

テーマはギターがメインです。

曲調もコロコロ変わります。

シンセメインとギターメインの
パートに別れている感じ。

キーボードソロは、
めっちゃプログレしてます。

ドラムは凄すぎて
何をやってるのか
よく分かりません(笑)。

曲自体は、プログレのわりに
4分ほどで短めです。

聴いていて、凄いなーって
思ってたら、あっという間に
曲が終わったわって印象でした。

とまあ、スピード感のある
完全なプログレ曲ですね。

Melancholy Of Master

変拍子満載の怪しい感じの
イントロから始まります。

この曲は8分もあります。

ところどころ、クラシカルな
曲調になったり、
ヘンテコな曲ですね。

4分ほどすると、
アコギが流れ始めて、
ようやく歌が始まります。

イントロが4分?

長っ!

じゃなくて、組曲的な曲
なんですよね。

前半パートと後半パートが
ある感じですね。

後半パートはギターが
アコギメインですね。

Moonstone

この曲は、X JapanのTOSHIさんの
ソロアルバムに収録されている曲の
カバーアルバムです。

Toshiさん作詞ですが、
Chachamaruさん作曲の曲ですので、
実質VIENNAの曲みたいなものですかね。

TOSHIさんのアルバムと
聴き比べてみても
面白いかもしれませんね。

TOSHI MISSION
 (Amazonのサイト)

Toshiさんの方も
バックの楽器隊は同じ方ですので。

The Destruction Day

キーボードの塚本周成さん作曲の
曲です。

例によって、この曲も変拍子の曲です。

曲調はなんていうか、
V系バンドのJanne Da Arcに
近い感じかも。

ジャンヌをよりプログレに
マニアックにした感じですね。

個人的な感想ですけどね。

初めてこの曲を聴いたときは
そんな印象がありました。

イントロがそれっぽいのかな。

For An Illusion

ラストはバラードですね。

OvertureのCANONE的な曲です。

壮大な曲調でこのアルバムは終わります。

まとめ

ということで、
VIENNAのUnknownの
レビューについてでした。

個人的には
隠れた名アルバムかと
思っています。

気になる方は
アマゾンのレビューも
参考にしてみてくださいね。

VIENNA Unknown
 (Amazonのサイト)

ただ、アマゾンでは
入手困難ですので、
購入するなら、
iTunes Storeが良いかと
思います。

こちらではまだ購入できますので。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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