VIENNAのOverture=序章のアルバムCDの画像

VIENNA(ヴィエナ)のOverture(序章)のレビューや感想を書いてみた!

                               

今回は日本のプログレ・バンドである
VIENNA(ヴィエナ)の
ファースト・アルバム
「オーヴァーチュア=序章 – Overture」の
レビューを書いてみたいと思います。

るる
ボーカルの人、Chachamaruさん?
ゆん
そうだね。
こっちの名前の方が有名だよね。
このバンドではChachamaruさんは本名名義になってるけどね。
るる
VIENNAでライブしてくれないかな~。
日本のプログレ・バンドってあまりないんですよね。
ゆん
まあ、マイナーなジャンルだからね。

ということで、VIENNAの
ファーストアルバムのレビューを してみます。

オーヴァーチュア=序章 – Overtureはどんなアルバム?

VIENNAのOverture=序章のアルバムCDの画像
評価点数

  •  総合点数:★★★★
  •   完成度:★★★★
  • プログレ度:★★★★
  • メロディ度:★★★★
  • 聴きやすさ:★★★★
  • おすすめ度:★★★★
アルバムデータ

  • タイトル:オーヴァーチュア=序章 – Overture
  • リリース:1988年
  •   時間:41分
  •   曲数:6曲
  • レーベル:レコード
収録曲

  1. フォロー・ユー
  2. 奇蹟を求めて
  3. 歪められた時間(とき)の楽園
  4. 序章
  5. マジック・モーション
  6. カノン

VIENNAはプログレ・バンドです。

しかも、もともと当時の
有名プログレバンドの
メンバーが結集したバンドとして
注目を浴びていたようです。

U.K.の日本版みたいな感じでしょうか。

ちなみに当時のメンバーは
このようになっています。

 

  • Vo,Gt:藤村幸宏(ex.GERARD)
  • Key:塚本周成(Outer Limits)
  • Ba:永井敏己(ex.AFFLATUS)
  • Dr:西田竜一(ex.NOVELA)

ジャンルとしては、
プログレ・ハードって
呼ばれていたようです。

このバンドのアルバムは、
Chachamaruさんか
塚本周成さんのお二人が
作曲されていますね。

塚本周成さんの曲はいかにも
プログレっぽいのが良いです。

音大出身のせいか
アカデミックな
キーボードアレンジが
特徴的です。

バンドでキーボードを
担当していて
プログレ好きなら
抑えておくべきバンドと
言えますね。

日本のプログレの
有名なキーボーディストは
ゲーム音楽で活躍されている
桜庭統さんが有名でしょうが、
塚本周成さんも要チェックですよ。

ちなみにシンセサウンドは
80年だけあって、
デジタル的なきらびやかな
サウンドが特徴的ですね。

ベースの永井敏己さんは
フレットレスベースが
特徴的ですね。

ってか、仕様ベースは
ほとんどフレットレスベース
っぽいです。

ですので、他のプログレ・バンドとは
一線を画すバンドといえそうです。

日本のプログレ・バンドは
他にも超絶テクニカルなバンドも
ありましたが、
VIENNAは比較的歌モノ重視の
バンドです。

ですので、プログレの中では
比較的聴きやすいです。

ですので、プログレっていうと、
マニアックで曲も長いし、
聴きづらいからなあって
思っている方にも
オススメできると思います。

曲別のレビューや感想は?

では、次に曲別のレビューをしていきます。

フォロー・ユー

イントロから変拍子です。

のっけからプログレなナンバーですね。

さすが、塚本周成さん作曲の曲です。

個人的にはU.K.の
In The Dead Dead Of Night
っぽい感じもしました。

でも、そこまでな難解さは
ありません。

十分聴きやすいです。

ソロはアコギとシンセがあり、
聴き応えも十分。

間奏でフルートとアコギだけに
なるところが幻想です。

ここからドラマチックなる
展開も印象的です。

奇蹟を求めて

この曲は塚本周成さんと

Chachamaruさんの共作です。

イントロのシンセは
金管楽器を思わせるフレーズに
なっていますね。

壮大さが出ていると思います。

サビはChachamaruさんが
作ったなのかなあ?

オーソドックスなロックに
なっていますね。

ギターも目立つし。

それ以外は逆にシンセが
目立っていますね。

歪められた時間(とき)の楽園

この曲も塚本周成さんと
Chachamaruさんの共作です。

イントロはハープシコードと
ボーカルのみから始まります。

そのあと、パイプオルガンに
変わります。

この部分の拍子は
8分の6かな?

少々クラシカルな感じです。

この曲はサビのメロディが
非常に良いですが、
ザ・プログレって感じです。

個人的にはこのアルバムは
フォロー・ユーとこの曲が
大好きですね。

ちなみにこの曲、
ライブ盤はアレンジが異なります。

ライブ盤は、サビのギターの
オブリガートがシンセになっていますね。

聴きどころは間奏ですかね。

全てのパートが高度な演奏に
なっていますね。

しかも、長い(笑)。

まあ、プログレですからね。

でも、この曲、あまり長さを
感じさせないところが良いです。

プログレって基本的に曲が
長いですからね。

ひたすら長いバンドの曲と
工夫して長過ぎないように
感じさせるバンドの曲と
ありますけどね。

序章

ここからはChachamaruさんの
曲になります。

この曲はギターが目立ちますね。

ピアノのアルペジオといい、
聴きどころ満載です。

ギターは目立っていますが、
しっかりシンセソロがあります。

この曲も変拍子があるし、
プログレ特有な感じもしっかり
ありますね。

ギターソロの後ろで
不思議なベースのフレーズを
弾いていたり、
これ、合わせるの、
大変でしょって感じですね。

まあ、プログレらしい曲ですね。

シンセソロ以外は
キーボードが若干抑えめに
なっているかもしれません。

マジック・モーション

前の曲から繋げた感じで
始まります。

不思議なイントロから始まりますね。

イントロは変拍子ありの
やっぱりプログレな感じですね。

途中、オルゴールの音色だけになりますね。

塚本周成さんのシンセの音使いが
非常に秀逸です。

幻想的な感じがよく出ています。

っていうか、ちゃんと聴くと、
変拍子だらけですね。

ギターは表に出たり、
引っ込んだりする感じですかね。

シンセソロとギターソロの
2段セットになっているところが
いかにもプログレですよね。

カノン

壮大なバラードです。

このアルバムは曲数が少ないですが、
この曲が締めになりますね。

しかも、9分と長い。。。

幻想的なシンセから始まります。

塚本周成さんはクラシックな
楽器の音色をよく使いますね。

Aメロのバックはフルートだけですし。

ベースはシンプルな感じですが、
絶妙なところでハーモニクスの
フレーズを混ぜたり、
芸が細かいですね。

最初は静かな感じですが、
だんだん盛り上がってくるような
曲になっています。

ちなみにこの曲は
Chachamaruさんの
ソロアルバムにも収録されていますね。

まとめ

ということで、
VIENNAのファーストアルバムの
オーヴァーチュア=序章 – Overture
のレビューでした。

気になる方は
下記のサイトのレビューも
参考にしてみてくださいね。

VIENNA オーヴァーチュア=序章
 (Amazonのサイト)

しかし、このバンドって何で
知ったか全然覚えていないんですよ。

でも、このアルバムを聴いたときは、
「これだよ、これ。
俺の聴きたかったプログレは」
って感じでしたね。

もちろん、今でも好きですね。

最後までお読み頂き
ありがとうございました。

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