U.K.の1stのアルバムCDの画像

UK(プログレバンド)の憂国の四士のレビューや感想を書いてみた!

                               

今回は、イギリスのプログレ・バンド
U.K.のファーストアルバム
(邦題:憂国の四士)についての
レビューや感想を書いてみたいと思います。

るる
このバンドのアルバムって1枚目と2枚目の印象が全然違いませんか?
ゆん
そうだね。
ドラムがビル・ブルーフォードからテリー・ボジオに変わってるし、ギターのアラン・ホールズワーズもいないしね。
やっぱり、ドラマーのスタイルが大きく変わっちゃったからだよね。

というわけで、個人的には
ビル・ブルーフォードと
アラン・ホールズワーズが
好きですね。

テリー・ボジオもめちゃくちゃ
上手いんですが、
まあ、好みの問題ですかね。

ということで、
U.K.のファースト・アルバムを
レビューしてみますよ。

U.K.(憂国の四士)はどんなアルバム?

U.K.の1stのアルバムCDの画像
評価点数

  •  総合点数:★★★★
  •   完成度:★★★★
  • プログレ度:★★★★★
  •   難解さ:★★★★★
  • 聴きやすさ:★★
  • おすすめ度:★★★★
アルバムデータ

  • タイトル:U.K.(憂国の四士)
  • リリース:1978年
  •   時間:46分
  •   曲数:8曲
  • レーベル:レコード
収録曲

  1. In The Dead Of Night
  2. By The Light Of DAY
  3. Presto Vivance And Reprise
  4. Thirty Years
  5. Alaska
  6. Time To Kill
  7. Nevermore
  8. Mental Medication
ゆん
久々にU.K.のこのアルバムを聴き返してみたんだ。
るる
どうでした?
ゆん
1曲目はすごい良いんだけど、プログレ初心者には辛いかもね。
るる
はえ~、そうなんだ。
ゆん
曲が暗くて長い…。
るる
うわ~、もろプログレですね~。

久々にU.K.のこのアルバムを
聴き返してみましたが、
難解な印象がありますね。

ビル・ブルーフォードと
アラン・ホールズワーズは
ジャズ・ロック寄りですし、
ジョン・ウェルトンと
エディ・ジョブソンは
正統派なプログレな感じと
いったところでしょうか。

なにぶん、曲が暗いので、
周回して聴くのは辛いかも
しれません。

なんていうか、
不思議な雰囲気の曲が
多いですね。

例えば、プログレ・バンドで
有名なイエスなんかは
もっと聴きやすかったと
思います。

ビル・ブルーフォードは
スネアが比較的ハイピッチで
イエスやクリムゾンを聴かれた方なら
お分かりの通り、
特徴的なドラムスタイルです。

アラン・ホールズワースは
実はソロ以外、
あまり目立っていません。

ですが、ソロはなんていうか、
なめらかで不思議なトーンですよね。

彼にしか出せないみたいな音ですね。

あと、チョーキングとか
コード・ストロークをされない方の
ようです。

ですので、超独特なギターに
なっているわけです。

まあ、インプロビゼーション的な
感じで弾いている感じがします。

エディ・ジョブソンといえば、
このアルバムでは
YAMAHAのCS-80を使われています。

まだ、DX7も無い時代です。

この頃のYAMAHAのシンセは
分厚い音が特徴的ですね。

しかも、良い音してます。

さらにエディ・ジョブソンは
バイオリン奏者でもあるので、
バイオリン・ソロも
聴くことができます。

まあ、プログレならではといった
ところでしょうか。

曲別のレビューや感想は?

では、次に曲別のレビューをしてみます。

In The Dead Of Night

ド頭から変拍子炸裂の曲です。

不思議なイントロといったところ。

シンセとギター・ベースのリズムが
全然噛み合ってないのが
いかにもプログレですね。

実際にコピーするのはかなり
大変そうです。

でも、このアルバムでは多分、
一番聴きやすいです。

この曲が一番オススメですね。

各メンバーの持ち味が一番
生かされているような気がします。

アラン・ホールズワースは
ソロ以外、ベースとユニゾン
してるだけの印象しかありませんね。

ですが、ソロは必聴です。

これにハマれば、
アラン・ホールズワースの
ソロ・アルバムも聴けると
思いますよ。

By The Light Of DAY

宇宙的なシンセをバックに
前曲のサビのメロディから
始まります。
前半3曲は同じフレーズが
出てくるので、
曲自体つながっていると
考えてよさそうです。

この曲はギターはお休みのようです。

Presto Vivance And Reprise

前半3部作の3曲目です。

イントロからシンセ・ソロが始まります。

さすが、プログレですね。

その後、1曲目のイントロに戻り、
ここからはほぼ1曲目と同じで
1周して終了となります。

曲自体は短いですね。

ていうか、この3曲、ひとくくりで
良かったような気もしますが。。

Thirty Years

シンセストリングスと
アコギから始まる曲です。

アコギは例によって、
アドリブもとい
インプロビゼーション的な感じです。

例によって、
プログレですので、
シンセソロが長い。

曲調もコロコロ変わるので、
いやいや難解な感じですね。

Alaska

この曲もシンセから始まります。

ノコギリ波を使った
アナログシンセならでは音ですね。

しかも、イントロのシンセだけの
パートが非常に長い。

他のパートも始まると、
各パートが好き勝手
弾いている感じです。

ほぼインストの曲ですね。

Time To Kill

前の曲とつながっています。

というか、この曲の頭から
再生させると、おかしなことに
なってます。

ってか、繋げ方が雑だわ(笑)。

前の曲が終わる直前に
ボーカルが歌いだしてるし。

まあ、CDの無い時代ですからね。

しょうがないのかな。

ボーカルがあるパートは
かろうじて歌になっています。

が、ソロはカオス的というか、
正直良くわかんないことを
している感じ。

どうやったら、こんな感じに
なるのやら。

歌ってる時間も短いし。

まあ、プログレですからね。

Nevermore

アコギソロから始まる曲です。

これもインプロビゼーションか。

このあと、重厚なシンセが
加わります。

ドラムが入ると、
歌も始まりますが、
非常に不可思議な
雰囲気になります。

ただ、ソロは必聴かも。

ピアノのフレーズが
非常にドラマティックな感じです。

その中で、シンセやギターの
ソロが延々と流れています。

延々というくらい凄く長いです。

この曲のメインと言える感じが
しますね。

この曲は比較的オススメできる
かなって感じです。

Mental Medication

この曲は難解な曲ですね。

ボーカルパートよりも
インストパートを比重に
おいた感じです。

ザ・プログレって感じ。

各パート、難解なことを
しているので、
聴き応えはありますけどね。

プログレ好きには
たまらないでしょうけど、
普通の歌ものしか聴かない
方には辛いかも。

なんじゃ~、こりゃ?

って感じです。

まあ、バンドをやっていて、
テクニカルな曲が好きなら
聴けると思いますけどね。

まとめ

ということで、
プログレ・バンドの
U.K.のファースト・アルバムの
レビューについてでした。

以下のリンクからも
視聴できますので、
気になる方はチェックしてみてください。

または、下記のサイトのレビューも
参考にしてみてくださいね。

U.K.(憂国の四士)+2
 (Amazonのサイト)

70年代後半というのもあって
洗練されたプログレって感じの
アルバムだと思っています。

万人向けではありませんが、
プログレで王道なバンド、
イエスやELP、クリムゾンあたりを
聴き込んでから、
このアルバムを聴くと
U.K.の良さが理解できるかと
思います。

最後までお読み頂き
ありがとうございました。