今回はメタルバンド
アングラ(ANGRA)の
ファースト・アルバム
エンジェルズ・クライ
(Angels Cry)の
レビューをしていきます。
ブラジルのメタルバンドですね。
ゆんさん、洋楽のメタルバンドを色々聴いてますけど、そーゆーの、どうやって知ったんですか?
ハロウィンとか好きなら聴いてみるといいよって感じで。
まだ、ネットも発達してなかったから、口コミとかCD屋さんの視聴コーナーで知る機会が多かったな。
ってことで、まだメタルやプログレを
聴き始めたときに
友人に勧められて聴いたバンドでしたね。
おそらく、X Japan⇒
ハロウィン⇒アングラみたいな
流れで聴き始めたかもしれません。
今、聴いても
古臭さはあまり感じませんね。
ということで、
レビューや感想を書いてみました。
エンジェルズ・クライ(Angels Cry)はどんなアルバム?
- 総合点数:★★★★
- 完成度:★★★★
- 聴きやすさ:★★★★★
- テンポの速さ:★★★
- メロディアス度:★★★★
- おすすめ度:★★★★
- タイトル:エンジェルズ・クライ(Angels Cry)
- リリース:1993年
- 時間:分
- 曲数:10曲
- レーベル:レコード
- アンフィニシュド・アレグロ (Unfinished Allegro)
- キャリー・オン (Carry On)
- タイム (Time)
- エンジェルズ・クライ (Angels Cry)
- スタンド・アウェイ (Stand Away)
- ネヴァー・アンダースタンド (Never Understand)
- 嵐が丘 (Wuthering Heights)
- ストリーツ・オブ・トゥモロウ (Streets Of Tomorrow)
- イーヴル・ウォーニング (Evil Warning)
- ラスティング・チャイルド: I―ザ・パーティング・ワーズ II―ルネッサンス (Lasting Child I-The Parting Words II-Renaissance)
久々に聴いてみましたが、
良質なメタル系のアルバムですね。
ジャンルで言えば、
メロディック・スピード・メタルや
パワー・メタルになるのでしょうか。
ハロウィン系なので、当時は
ジャーマンメタルとも
言われていました。
まあ、アングラは
ブラジルのバンドなんですが。
今聞くと、時代が時代ですし、
ゴリゴリなメタルではないですね。
ハロウィンといえば、守護神伝が
有名なアルバムですよね。
ただ、あちらのアルバムは
出来の良し悪しの差が
大きかったですかね。
こちらのアルバム
「エンジェルズ・クライ」は
どれも曲が良いですね。
1枚目の出来とは思えないほどです。
さて、アルバム自体の聴いた感想は
聴きやすいメロディアスな
アルバムです。
メロディが良いせいか聴かせる
曲が多いのが特徴的です。
非常にメタル初心者には
オススメできると言えますね。
メロディが良いうえに
バックでストリングスが
流れてたりするので、
クラシカルな印象もあります。
ドラマチックな展開に
なったり、何より、
サビのメロディが全体的に
非常に良いです。
X Japanが好きなら、
気にいるのではないでしょうか。
ふだん邦楽のロックしか
聴かない方にも
オススメできそうです。
また、どのアルバムも
曲調が明るい感じです。
そこはブラジルのバンドって
ところもあるのでしょうか。
ヨーロッパのメタルバンドは
暗めの曲が多いですからね。
ただ、メタルといえば、
メタルですが、
テンポの速い、いかにも
メロスピみたいな曲は
少ないかもしれません。
速さを求める方には
少しがっかりするかも
しれませんね。
特に若い頃の僕は
速いテンポの曲が好きでしたし。
現在は年をとったせいか、
遅い曲も聴けますけどね。
ということで、
メロスピ初心者に
ピッタリのアルバムと言えます。
曲別のレビューや感想は?
次に曲別のレビューをしてみます。
アンフィニシュド・アレグロ (Unfinished Allegro)
クラシカルなオーケストラの
インストの曲です。
1分くらいの曲ですね。
次の曲の導入曲的な感じでしょうか。
キャリー・オン (Carry On)
アルバム
「エンジェルズ・クライ」の
代表曲といえる曲です。
いわゆるキラー曲です。
ジャンル的にはメロスピですね。
イントロも非常にかっこよく、
サビもドラマチック、
ギターソロもテクニカル。
このアルバムで
一番サビが良い曲ですね。
ですので、言うことなしの出来です。
間奏部分でブラスを入れているのも
意外性というか、
良いフックになっています。
最後のサビで転調しています。
なんていうか、
良質なメロスピ曲のお手本に
なっています。
メロスピが好きな方は
聴いたことがある方が
多いと思いますが、
もし、聴いたことがなければ、
一度聴いてみるのを
オススメします。
タイム (Time)
サブドミナントマイナーを
織り交ぜたギターのアルペジオから
始まる曲です。
比較的明るい曲ですかね。
テンポは速くはありませんが、
16ビートっぽい曲です。
メロディアスで聴きやすい曲と
言えるでしょう。
ドラマチックなギターソロも
グッドですね。
エンジェルズ・クライ (Angels Cry)
メロスピ的なイントロから
始まります。
Aメロは一転して
重い感じの8ビートです。
サビでメロスピで戻ります。
サビのメロディはハロウィン的な
感じですね。
間奏は重い感じで
怪しい雰囲気が漂っています。
っていうか、間奏が長い(笑)。
一転して、クラシカルな感じに
変わります。
ころころ曲調が変わりますね。
メロスピな要素もありますが、
これはイントロとサビだけですね。
サビの盛り上がりがちょっと
弱いかなあって感想の曲ですね。
スタンド・アウェイ (Stand Away)
イントロはアコギの
アルペジオから始まります。
テンポは遅い曲ではありますが、
オーケストラがバックで流れるので、
壮大な雰囲気の曲になっています。
そう、この曲は壮大さが
溢れているのが印象的と
言えそうです。
ネヴァー・アンダースタンド (Never Understand)
この曲は7分あります。
このアルバムは比較的長い曲が
多いですね。
この曲は明るくてドラマチックな
曲です。
付点8分を織り交ぜたような
リズムがしばらくまで続きます。
途中でメロスピみたいな感じに
変わります。
この曲もそうですが、
リズムパターンをころころ
変えているのが特徴的です。
この曲はベースソロもあります。
ベースの方も結構テクニカル
のようです。
エンディングの
ギターソロは掛け合いになっています。
おまけに長くて、そのまま
フェードアウトしてます(笑)。
嵐が丘 (Wuthering Heights)
ピアノから始まるバラード曲です。
カバー曲のようです。
詳しくは知りませんが、
ケイト・ブッシュの
デビューシングル曲とのことです。
ストリーツ・オブ・トゥモロウ (Streets Of Tomorrow)
イントロはいかにもメタル的な
ギターリフから始まります。
パワー・メタルな感じの
曲といえるでしょう。
Bメロが秀逸ですね。
さらにサビになると、
ドラマチックになる展開に
なっています。
なんていうか、重い感じの
イントロから予想できない
展開の曲ですね。
とまあ、全体的にドラマチックな曲です。
個人的には結構オススメの良曲です。
イーヴル・ウォーニング (Evil Warning)
クラシカルな感じで始まる
曲です。
メロスピの曲です。
サビのメロディがちょっと
弱いかなあって感じは
ありますかね。
ちょっと評価が厳しいか。
それでもこのアルバムは
後半に入っても
息切れしていないのが良いのですが。
いろんなアーティストの
アルバムを聴いて思うのですが、
前半は曲が良いのに、
後半になると、
あれ?微妙じゃね?みたいな
アーティストのアルバムも
ありますからね。
この曲もベースソロがありますね。
ギターソロもテクニカルな部分も
混ぜつつ、メロディアスなソロに
なっています。
なかなかセンスのあるギターソロ
ですね。
ラスティング・チャイルド: I―ザ・パーティング・ワーズ II―ルネッサンス (Lasting Child I-The Parting Words II-Renaissance)
ピアノから始まる曲です。
テンポは遅いですが、
壮大な感じの曲です。
この曲もクラシカル度が
高いです。
途中でアコギのアルペジオと
フルートが流れる展開に
なります。
フルートのメロディは
良いですね。
IとIIと2つのパートが
あるので、組曲っぽいのですかね。
ただ、パートIIはフルートの
モチーフをひたすらループ
した展開ですので、
盛り上がるとはいえ、
ちょっとクドいかもしれませんね。
まとめ
ということで、今回は
アングラの
ファースト・アルバムの
レビューについてでした。
以下のリンクからも
視聴できますので、
気になる方はチェックしてみてください。
または下記のサイトのレビューも
参考にしてみてくださいね。
⇒アングラ エンジェルズ・クライ+1
(Amazonのサイト)
90年代のメタルの代表的な
アルバムですので、
聴いたことが無い方は
一度聴いてみると良いかと
思います。
最後までお読み頂き
ありがとうございました。
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